業務用ガラス容器なら遮光タイプも見つかる

ガラス容器は内容物を変質させたり、内容物によって容器自体が変質することの少ない容器であることから、一般家庭で使用される物ならほとんどの物を入れることが可能です。しかも頑丈で気密性の高い素材でもあるので、医薬品やお酒、あるいはアロマオイルといったデリケートな製品には欠かせないものです。とりわけビタミン剤やアロマオイルはすぐ手に届く場所に置かれることが多い一方、光による分解や劣化が起こりやすいので、茶色や青色といった遮光性の高い容器が用いられます。もし、天然のアロマオイルやビタミン類を含有する化粧品を作ったり販売したりするのであれば、遮光性の高い業務用ガラス容器について知っておく必要があります。

業務用ガラス容器には一般的な食品に使われる透明以外にも、遮光性のある色付きの製品が展開されています。業務用の場合はオーダーメイド製品として薄い緑やピンクの素材など、一般にない色を利用できる企業もありますが、遮光性を求めるなら規格品の茶色や緑色が確実です。ここで注意したいのが色による遮光性の違いで、たとえばおしゃれに見える青色は防げる紫外線の波長が300nmまでという特長があります。ワインボトルでお馴染みの緑色も波長350nmが遮光の限度とされているので、確実な遮光をするためには400nmまで防げる茶色が最適です。

ただし、長期保管しない物やアロマディフューザーのように使用が早い製品であれば、見栄えも考慮に入れるのがよいでしょう。